2019年09月2日
【毎週恒例!終活カウンセラーからの終活情報】
お通夜や告別式の際にお持ちになる数珠(じゅず)。
宗派によって異なりますが、数珠は人間の持つ108個の煩悩を打ち消し、身を護るといったお守りの役割もある仏具で、糸に108個の玉を通し輪にしたものが本式数珠とされています。
その為、数珠の貸し借りはせず、自分の物を持っている方が良いです。
実は宗派によって形の違う数珠。
その使い方も宗派によって違います。
あまり使用する機会もないし、宗派によって違う数珠を持っていくのも…という方に。
数珠には、略式数珠と本式数珠があり、略式数珠であれば全ての宗派で使用する事ができます。
男性用は大きめの玉の数珠で、108玉を半分にした54玉、54玉をさらに半分にした27玉の数珠もあります。
女性用は玉のサイズが小さめでカット玉などオシャレな数珠もあるようで、特に色の決まりもないようです。
使い方は、基本的に左手で持ちます。
歩く時やご焼香の際など、手を合わせていない時には、房の部分を下に向けて左手だけで持ちます。
手を合わせる際には房を下に向け、左手に数珠を掛けて右手を添えるか、または合わせた両手に数珠を掛けて両手の親指で軽く押さえます。
知っておくと役に立つお式の際の豆知識でした。