こんにちは。終活カウンセラーであり、エンディングドレスデザイナーの池田です。
「終活カウンセラー」は、相続、遺言、保険、葬儀、お墓、介護、健康などみなさまの「どうしたら良いの?誰に聞いたら良いの?」といったお悩みについてじっくりお聴きし、専門家に橋渡しをいたします。
また終活イベント等で登壇させていただき、各分野に纏わるお役立ち情報をお話しさせていただいております。
そして「エンディングドレス(死装束)」は、亡くなられた方が納棺される際に着られる最期のご衣裳のことです。特に死装束は、火葬に至るまでは故人様にとって最期のご衣裳であり、お棺は故人様にとって最期のお部屋となります。
限られた時間の間となりますが、エンディングドレスは故人様が最期に身に付ける「正装」なのです。
数年前まで代表の山﨑と共に、アメリカでファッションデザイナーとして働いていました。
10年間のアメリカ生活で、たくさんのアーティストやデザイナーと出会い、仕事をする中で他国の歴史や習慣についても学ばせてもらいました。
そこで感じたファミリー優先という家族愛と、出会いの時にも別れの時にもハグで触れ合い、仲間を大切にする心。アメリカの文化を肌で感じ、ファッションを通じて家族の為にできることを深く考えました。
その頃、震災やテロ事件が世界で起こり突然ご家族を亡くされた方々が大勢いることをメディアで知りました。
また日本人の友人がアメリカで亡くなり、バタバタするばかりでご家族が渡米されご遺体と一緒に帰国されるのを、ただ見守る事しかできませんでした。それはご家族にとっても現実を受け入れるまでに辛く、相当なお時間が必要だった
事と思います。
”エンディングドレスをご家族からの最後の贈り物にすることで、少しでも辛いお気持ちを軽減する事ができるかもしれない。
「してあげられなかった」の後悔ではなく、「してあげられて良かった」とホッしていただきたい。”
そのような想いからエンディングドレスを作る事を決めました。近年では、個人の価値観も多様化し、故人様の愛用した着物や洋服などを着るケースも増えています。
終活に興味を持つ方が増え、言葉が浸透してきました。身の回りの整理を始めると共に、遺影の撮影やご家族ご友人へ向けたビデオレターを製作するなど、ご自分の最期を演出する為ご準備される方が増えました。
エンディングドレスは、ご家族ご友人に見せる「最期の正装」としてご自身で終活としてご準備するものです。
どうせ見る事ができないから何でも良い、ではなく小さなお子様を含め、みなさまから「綺麗だね」と言ってもらえる、記憶に残るあなたの旅立ちをご衣裳で彩りませんか?
またエンディングドレスをご家族ご友人からの贈り物としてお選びし、故人様をお見送りする会場(葬儀場やご自宅など)がお花や生演奏で彩られることにより、ご家族や参列者でお棺を囲みお顔を拝見しながら想い出を語ることのでき
る、悔いの無いお別れができるものだと思います。
故人様の好きだった色、趣味、言葉をエンディングドレスで表現して差し上げてください。宗教に寄ってお見送りの形は様々ですが、故人様に感謝し偲び大切に過ごす時間は同じです。