2018年09月24日
【毎週恒例!終活カウンセラーからの終活情報】
市区町村によって、年1回の健康診断を積極的に案内をして促しています。しかし「自分の体は自分が一番よくわかってる。心配な時はいつでも医療機関を受診できるから、年1回必ず行く必要はない。」と実際には行かない方もらっしゃるようです。
生活機能が低下して、要支援や要介護になるおそれのある高齢者を「特定高齢者」というのですが、その予兆を見つけるためにも健康診断を受けたり、うつ予防のためにもバスや電車等公共サービスを使って買い物に出かけるなど、なるべく外出するようにしてもらいましょう。
またご夫婦で親との同居について話し合ったり、離れて暮らしているが仕事を続けるため面倒が見られないといった理由から介護施設を調べたり、もしもの時の連絡手段のためご近所にコマメにご挨拶をしたり、地域の見守りシステムを把握しておく事も必要です。
(神奈川県のいくつかの市において、死後に親族に情報を伝えられる緊急連絡先やお墓の場所の登録、市が定期的に安否確認に訪問したり葬儀の生前予約を行う等、一人暮らしや身寄りのない高齢者に向けた”終活”システムを始めています。みなさんの親の住んでいる市区町村でもこのような高齢者に向けた制度が始まっている可能性もあります。一度、市区町村の役所のウェブサイトを検索してみてはいかがでしょうか。)
以上のことは、認知症が始まったり病気になってからでは、親の同意も得られないまま勝手に進めてしまうことになりかねないため、親子での話し合いはタイミングをみてしておいた方が良いです。
特に介助や介護にまつわることは、親子の話し合いがつきものです。あなたが親に対して「こうした方が良い」と思う分だけ、親にも言い分があるからです。
歳を重ねるごとに子供に頼ってくる親ですが、親にとって子供はいくつになっても子供。説得したり、命令するような頭ごなしでは親は拒絶反応を起こします。親の世間話に耳を傾けながらお互いが納得できるよう将来についての話し合いの時間を持ってください。
そして実際に必要になった際には、今まで話し合ってきたことを実行してあげてください。
来週の、”パートⅢ~低栄養にならないための食事~”へ続きます。
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