2018年12月3日
【毎週恒例!終活カウンセラーからの終活情報】
今回は、少し違った目線からのストーリーです。
働き盛りの30代、40代が親の認知症の症状が出始めた事や、入院をする事になった事をきっかけに、介護・看病と仕事との両立をする事に。
介護による睡眠不足やストレスが原因で仕事も満足にできなくなるケースもあります。
いつ終わるかわからない介護を理由に離職をした方は、2016年にはおよそ8.6万人になったそう。
しかし急に社会との接点が絶たれ取り残されたような気になる思いや、介護によるストレスなどで親に手を上げてしまったり、殺めてしまうなど・・・。
そのような事件をニュースや新聞等で目にする機会が出てきました。
またこれはとても良くない想像ですが、これからはもっとこのようなニュースが増えていく可能性も。
そこである団体は、まず介護を他人事と思うのではなく「自分ごと」として考える”意識改革”につなげる為、「介護は誰にでも起こり得るだけではなく、介護に直面した際は、社員が主体的に体制構築に向けて行動する」事を経営トップから発信してもらえるよう働きかけています。
こうした経営トップからのメッセージは、介護への関心を高めると共に、両立しやすい安心感や職場の雰囲気を作る事に繋がるでしょう。
”介護をしながら働くのが当たり前の社会”を目指して政府が掲げた「介護離職ゼロ」。
しかし、その政策が可能になるまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。