2019年06月10日
【毎週恒例!終活カウンセラーからの終活情報】
2012年頃から徐々に増加傾向にある、運転免許証の申請取消(自主返納)。
警視庁の発表によると、2018年における運転免許証の申請取消者(自主返納者)は、75歳未満・以上を合わせて421,190人でした。
運転免許証の自主返納制度とは、運転免許証が不要になった方や運転に不安のある高齢の方が、自主的に運転免許証の一部または全部を返納する事です。
日本は70歳を越えると、高齢者講習と教習を受ける必要があり、それを通過できなければ運転免許証を返納しなければなりません。
また通常5年ごとの更新義務がありますが、70歳以上の方は3年ごとに更新をする必要があります。ですが、取得するのに上限の年齢制限はありません。
「運転はしないけど運転免許証は、身分証明書として利用できるから。」と懸念される方もいらっしゃると思いますが、それは”運転経歴証明書”の発行によって解決されます。
運転免許証の自主返納申請は、運転免許センターまたは警察署で行う事ができます。
自主返納は無料ですが、運転経歴証明書には証明写真と1,100円の支払いが必要となります。
また代理で運転免許証を返納する事もできますので、運転免許センターまたは警察署へご相談いただくか、インターネットで検索をされてみてください。
運転経歴証明書は身分証明書として利用できますが、それを提示する事でバスやタクシーなどの利用時に割引を受ける事ができる他、地域によって様々ですがホテルでの食事、百貨店でのお買い物、日常でのお買い物にも割引き受ける事ができます。
あまり運転する機会がない方や、運転に不安を感じる事がある方で交通機関が充実した地域にお住まいであれば、免許証の自主返納と割引が受けられる運転経歴証明書の取得について考えられてみてはいかがでしょうか。
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