2019年07月29日
【毎週恒例!終活カウンセラーからの終活情報】
今年もお盆が近づいてきて、そろそろお墓参りの日程や計画を立てられている方もいらっしゃると思います。
先祖代々受け継がれているお墓。
ここには家族の誰(誰まで)が入る事ができるのか、考えた事はありますか?
昔から、その家の長男は「本家」、次男・三男は「分家」と言われ、先祖代々受け継がれているお墓には本家である長男とその妻子(養子縁組をした養子も含む)が入ります。
分家である次男・三男は独立をして新しいお墓を建て、娘であれば嫁ぎ先のお墓に入る、という慣習があるわけです。
しかし近年、生涯独身であったり、少子化で後継ぎがいない等により、永代使用権者が認めれば、長男とその家族以外でも同じお墓に入る事が増えてきています。
そうなった場合、長男の子供である甥や姪が承継者となりお墓を守っていく事になるので、関係は良くしておきたいですね。
(宗教、宗派の違いがある場合にそれらを認めていないお寺などもあるようです。事前にその旨をご確認ください。)
ちなみに本家、分家とは別にもうひとつ、お墓の骨壺を置くスペースにも限りがある、という理由から誰もが同じお墓に入る事ができないようです。
その場合には、いくつかのお骨をひとつにまとめたり、古いお骨を袋に入れ土の部分に埋葬したりしてスペースを作ります。
お墓参りで親族が集まるお盆。
普段話題にできない、それぞれのお墓について話すきっかけが作れるかもしれませんね。
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